坊主の苦労

わたしが坊主にして1番苦労したことは日本での仕事探しです。

日本帰国後、仕事探しを始めました。

元々CAをやっていたこともあり、人と接することが好きだったので接客業に絞り仕事探しスタート。

ホテルでのフロントのお仕事を試みていくつか面接を受けてみましたが、結果はどれも不採用。

3件受けたうちの

1件は

ホテルの裏方業務でいいなら採用できるよ、とのこと

他の2件ではウィッグを被って対応可能なら、、、

といったような感じでした。

直接ホテル側の人間と話したわけではなく、派遣会社を通してだったのでどのような心もちだったかは不明ですが、わたしはその返答を聞いた時に本当に落胆してしまいました。

正直な話をするとまさか髪型で断られるなんて思ってもいませんでした。

わたしは体にタトゥーも入れているので、日本の企業なら“見えないところでもタトゥーが入ってる時点でアウト“ということもあり得ると思っていたのでその理由ならまだ納得がいきます。

予想の範囲内だからです。

頭に入れたタトゥーも見えなくなるまで髪を伸ばしました。

しかし坊主であることが不利になるとはその時の私は一切想像していませんでした。

少し考えが甘いところがあったのだと思います。

本当の不採用の理由が髪型にあるのかは私には分かりません。

ただ、立て続けに不採用と通知された時は、

「私の市場価値はそんな程度なのか」と心から悲しい気持ちになりました。

現在はホテルのフロントの仕事は諦め、事務の仕事をしています。

髪が伸びてきたらまた接客の仕事に再挑戦し、不採用の理由が髪型だったのだと証明したいです。

坊主にして仕事探しには苦労していますが、その他のことで苦労したことはありません。

なにより、自分が長年望んでいたことをやり遂げた達成感があります。

私の中では“やらない後悔よりやって反省“というモットーがあります。

坊主にしたこともそのうちの一つです。

反省点としては、坊主にした後のことをもう少し具体的にイメージをする必要がありました。

ただ一方でやらずに何年も何年も考え込んで、

坊主の女性を見る度に羨むのではなく、

自ら望んでその姿になれたことは心の底から自分自身のことを誇りに思います。

最初の一歩を踏み出すことは相当な勇気が入りますが

一歩を踏み出した後は簡単です。

なるようになりますし、なるようにしかなりません。

話はそれましたが、結論として

日本の接客業は外見至上主義です。

ですがその力に屈せず、これからも挑んでいきたいと思います。

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