2023年6月
意を決して、坊主にしました。
正直、自分のこの行動に心から拍手を送りたいです。
坊主への憧れは大学生の頃からです。
大学2年の夏休みにドイツへ1ヶ月滞在した際、人生で初めて坊主の女の人を見ました。
その時の私はかなり衝撃を受け、自分もしたいと思うようになりました。
帰国後、その当時付き合っていた彼氏に坊主にしたいと申し出たとことろ、
「それ以外はなんでもしていいから、坊主だけはやめてくれ」と言われました。
彼の気持ちも分かりますよね。
その当時は彼のことを好きだったので、じゃあこの彼と別れたら坊主にしよう、と密かに心に決めました。
その後別れることなく就職活動を経て、大学を卒業。
彼とは別れたものの、CAとして働いている間は坊主なんてできるわけがありませんでした。
ロングヘアを維持し続けて5年ほど経ち、オーストラリアに行く前にボブにしました。
というのも、住む家によってはシャワーを10分以内で済ませないといけないと言われることもあると聞いたからです。
ボブ生活を半年、オーストラリア生活も半年ほどした時、
「もしかして今が坊主にするベストタイミングなのでは?」
と、気づきました。
当時一緒に住んでいたスペイン人の彼に
「坊主にしようと思うんだけど、どう思う?」
と尋ねたところ、
「なんでそんなこと聞くの?
自分の髪型なんだから自分の好きにしたらいいよ」
とのこと。
彼の一言が私の背中を大きく押してくれました。
心を決め、坊主にしました。
思いの外、坊主という髪型がしっくりきて完全に私のトレードマークになりました。
当時働いていた日本食レストランでは日本の人が多く働いていたので、
「罰ゲームや」とか「出家するんか?」などといった冗談を多く言われました。
坊主にしたメリットとして、お客さんと会話のきっかけになることです。
オーストラリアではレストランでの食事の際にはウェイトレスの方と気さくに話す方が多いので、私のレストランも例外ではなくよくお客さんと談笑をしていました。
初めてくるお客さんには、その髪型クールだねとか似合ってるねと言ってくれたり、
常連さんにはあなたがいるとすぐ分かるわと言ってくださいました。
その後、坊主だけだと物足りなさを感じたため、頭にタトゥーを入れました。
“You are crazy“ と何度言われたか分かりませんが、私にとっては最高の褒め言葉でした。
後半のオーストラリア生活はずっと坊主のまま過ごし、2週間に一度は自分でバリカンで剃っていました。
日本に帰国後坊主であることでかなり苦労をしました。
次回の記事は坊主でいることの苦悩と日本社会にもの申したいと思います。
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