シドニーは治安がいいのか？
今回は、シドニーの治安についてです。
シドニーの治安についてどのようなイメージをお持ちですか？
私の体感としては「治安は良い」と思います。
ただ気をつけなければいけないことはたくさんありますし、日本で過ごしている時と同じようには過ごせません。
主に起こりうる可能性のあるものとして以下のものが挙げられます。
- スリ
- ひったくり
- 置き引き
- 詐欺
- 交通事故
これらのものは他人事ではなく、実際に私の周りでもいくつか起きました。
1番身近に起きる可能性があるものとして、スリ、ひったくり、置き引きです。
私の友達で、町で出会った人（全く知らない人）に話しかけられて気づかないうちに携帯を取られていた友達がいました。本当に気づかなかったそうです。
その後、警察に相談しましたが彼の携帯が返ってくることはありませんでした。
スリやひったくり予防として、チャックがあるカバンを使ったり、前にもったりするといいと思います。
あとはズボンの後ろポケットに財布や携帯を入れるのもあまりよくないですね。
またシドニーでは良くも悪くも知らない人が気軽に話しかけてきます。
良い人そうに見えて何か企んでいる場合もあるので十分に気をつける必要があります。
置き引きについて。
まず、日本のように飲食店で席を確保するために何か荷物を置いておくことは御法度です。
連れがいる場合はどちらか一方が席で待つ、1人の場合は品物を受け取ってから席を探す方が無難です（運試しですね）。
スリやひったくり、置き引きはある程度自分自身でも対策することができるので、最低限の防犯はしておきましょう。
次に、留学生など他の国から来た人が被害に遭うケースが多いのが詐欺です。
特に家探しについて。
「家の内見が諸事情でできないけど、お金さえ払ってくれれば鍵をあげるよ」というもの。
こういうふうに聞くと怪しいとわかりますが、実際に被害にあった友達は「完全に信じきっていた」と言っていました。
その友達は、
「家主が旅行に今行っているから内見はできないけど写真を送るね。人気の物件だから早く決めないと他の人と契約するよ。何日までに家賃とボンド（保証金）を払ってくれれば鍵を渡すよ」
と言われ、写真だけみて満足し家賃とボンドの総額＄1,500（約14万5千円）を払ったそうです。
その後家主と連絡が取れなくなり、詐欺だと気づいたそうです。
こう言ったことはシドニー各地で起きており、政府からも注意喚起が出されています。
自分は大丈夫と思わないようにするのが1番です。
次に交通事故についてです。
これについては、巻き込まれないことが1番ですよね。
シドニーではウーバーイーツの配達員が至る所にいます。
多くの配達員が外国からやってきた人たちです。
その人たちが慣れない道で事故を起こすケースが多発しています。
私の友達でウーバーイーツの配達員を自転車でしていた子は車と衝突して足を骨折していました。
こういった事故は人ごとではなく、本当に身近で起こりうるものです。
また、落としたものは95％の確率で戻ってきません。
財布を落とした友達はクレジットカードを止めておらず、20万円ほど不正利用されていたそうです。
私自身もAirPodsを落とした際、1時間後に気づきすぐに「AirPodsを探す」をしましたが、すでに他デバイスと接続されており探すことは不可能でした。
最後に私が体験したことをお話ししたいと思います。
シドニーでは多くの国籍の人がいますが、そのなかで犯罪のターゲットにしやすいのがアジア系の女の子です。
私はある日の学校終わりのお昼頃、街を歩いていていました。
見ず知らずのオーストラリア人男性に話しかけられ、私も英語を話す機会だと思い何気ない世間話をしていました。
しばらく歩きながら散歩をしており、公園にたどり着きました。
正直この時の私は昼間だったこともあり、何も警戒していませんでした。
すると急に顔面をホールドされてキスをされ、彼のイチモツを擦り付けてきたのです。
ショックと驚きが大きすぎて声に出せず、走ってその場を後にしました。
日本のような痴漢はなくとも、このようなやり方があるのかと今となっては感心してしまいます。
正直、最近の日本でも電車で無差別に人を刺したりするなど、決して治安がいいとは言えないですよね。
それでも、街中にアルコール依存症の人や薬物中毒の人、ホームレスの人が道のど真ん中で物乞いをしている、などという光景はまだ見られないかと思います。
他の国と比べるとシドニーも治安はいい方ではありますが、日本で育った私たちは必要以上に気をつけるべきだと身をもって感じました。
見知らぬ人には気をつけて、思う存分シドニーライフを楽しんで欲しいです。
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